会員コラム04
コラム4回目を担当させていただきますJillと申します。
私は家族の影響もあり、小5くらいからサボテンや観葉植物を20鉢ほど育てていました。
観葉植物はガジュマル・クワズイモ・パキラ等、幹の膨らむものばかり集めていましたね。
当時、青いお部屋に憧れていてすべて青色系の鉢に植えていました。
素焼き鉢をわざわざ真っ青に塗ったりもしていましたね。
今考えたら可笑しすぎて笑ってしまいますがその時の熱量はすごかったです。
当時の写真が見つからず残念です。笑
その後は進学のため実家を出て(だいぶ省略しますが)結婚、子育て期へ。
この時期、家には竜神木とクワズイモとティランジアしか無かったと記憶しております。
と言うか、とてもじゃないけど土を触ってる余裕はありませんでした。
そんな終息しかけた私の植物熱ですが
子育てが楽になったあたりから少しずつ部屋に緑が増えはじめ、
2014年、職場に亀甲竜があったことが決定打となり完全に再燃します。
「なんだこれ!」ってなりましたね。
バキバキに割れたまん丸の塊からアイビーのような蔓と葉がぺろーんと垂れ下がっていて、その可愛さにハートを撃ち抜かれました。
その時からとにかく亀甲竜がほしくて探しましたがなかなか見つからず。
同じ年の札幌カクタスクラブ秋の展示会で、運良く前会長の実生を手に入れることができました。
その時に展示していた大きな亀甲竜が雌雄で開花期を迎えており「交配してみたんだよ」なんて話を聞き、さらに魅了されました。
翌年の春、北海道で初めて亀甲竜の交配に成功し結実した種子が前会長から10粒送られてきました。
あれから5年が経ち、その時の実生は1番大きなもので7cmを超えました。
年々大きくなり、伸ばす蔓もパワーアップし(汗)この家が蔓で覆い尽くされたとしても全部、一生大切に育てていくつもりです(大汗)
このように亀甲竜をきっかけにコーデックスにハマり、この種子のおかげで実生の楽しさを知りました。
植物を一緒に楽しめるお友達もたくさんでき、コーデックスだけでは飽き足らず、サボテン、蘭、ブロメリアなどのいわゆる【ビザールプランツ】と言われるものにハマっていき、集めたり増やしたりしているうちにあっという間に家族もドン引きのボタニカルルームの完成です。笑
ここまで増やすと当然置き場所問題も出てきますが、春から秋までは外で管理しているため室内はスッキリしています。
しかし、どうにもいかないのが冬季。
どうしても室内に取り込まなくてはいけないので、秋になると憂鬱になります。
なんとかひとつの部屋に詰めて自然光と育成ライトに助けてもらいながら長い冬をやり過ごします。
冬はインテリアとしても楽しめるように棚を増設したり、冒頭でも述べたように鉢を好みのものに変えたりして工夫しています。
4年前から自分好みの鉢を作るべく陶芸教室にも通いはじめました。
カリキュラムやイベントなどは完全に無視し、鉢ばかり作っている私は当然上達もしませんし、教室でも異質な存在だろうと思いますが全然気にしていません。笑
自作の鉢に植物がしっくり馴染んだりすると嬉しいものですよ。
お調子者なので、褒められるとさらに楽しくなります。
それらを記録として残しておきたいという気持ちが強くなり、娘を撮るために買った一眼レフカメラも今は専ら植物を撮るためのものとなりました。
もう娘よりも植物の写真のほうが圧倒的に多いです。
植物を撮るにはあのレンズが良いとか、これを使うと便利だとか…
なんだかんだで出費もちょっぴりあったりして(ちょっぴりどころじゃないかも)。
あれ…?
文章にしてみるとどんどん収拾がつかない事態になっているなぁ。
自分のことながら怖くなりますね。笑
だけど園芸も陶芸もカメラも、おばあさんになっても続けられる趣味だと思っていて、どれもずっと大切にしていきたいものです。
こんなご時世になり制限も多くある中、私が心穏やかに過ごせるのは自宅で楽しめるこれらの趣味があったからだと今強く思うのです。
それから、こんなに好き勝手やっても大目に見てくれる家族には言うまでもなく感謝であります。
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