会員コラム03
へいこんにちは。
会長のスケールの大きな記事の後で、大変恐縮ではありますが、三番手を担当させていただきます、あけと申します。
多肉植物との付き合いは十年ちょっとでしょうか。
ガーデニングの本になぜか載っていた黒法師の写真を見て、何これ素敵!かっちょえぇ!って思ったのがスタートでした。
今でも素敵です。群生もいいけど、こんな一輪挿しのようなスタイルも良いです。
豊富な種類、色や形状、質感、知れば知るほどどれもこれも欲しくなり、場所が許すかぎり集めた初期を経て、
その後たくさんの失敗を経験して、自分の環境に合った多肉ライフを模索しながら今にいたります。
本当は好きな多肉に合わせた環境をしっかりと整えてあげることが、一番良いとは思います。
温室を作ってしっかり管理する。
それにはお金や時間のほかに、覚悟みたいなものも必要なんじゃないかと思うんです。
それをやっておられる方々は本当にすごいなぁと思います。
私はしがないワーキング母さんでありまして、食いざかりの三兄弟の胃袋を満たすという任務に追われる身でもあり、他にもアレやコレやと興味を持ったことに手を出す癖もあり… (汗
小忙しい日々を過ごす中で、自由になる時間はすべて多肉に捧げる、そんな覚悟も持てないハンパ者であります。
そんな状況でも、一年中いつでも旬の多肉を見たいんだ!
というわがままな私の、広く浅ーい多肉たちをご紹介いたします。
まずはベンケイソウ。
エケベリアが多いです。
雨ざらしなので、丈夫なものしかありません。
断水して長い冬を越し、ガリガリの姿で春を迎え、太陽と雨水でどんどん膨らむ姿を見るのは春の楽しみです。
寄せ植えを並べれば気分はお洒落多肉女子であります。
玄関フードにはハオルチアを装備。
ラック置きなので、大きくなった苗は形が崩れることが多いのが悩みです。
最近は育成灯なるものを駆使してる方も多いようですが、私は未だ手を出せません。
なぜなら、電気代が上がりそうで怖いから… そう、私はドケチ母さん。
ハオルチアは冬に寝室の窓際に取り込むので、プリプリのオブツーサをじっくりと眺められる冬が私的には旬です。
サボテンも少しだけあります。
育苗箱に切った波板をかぶせて針金で留めただけの、ドケチフレーム。
移動がしやすいので、結構重宝してます。
強風の日は要注意ですが。
旬の時期は花も楽しみです。
この紫太陽は実生から育ててやっと咲きました。
苦節7.8年くらいですか…
実生、下手です。
どうにもズボラな性格が出てしまうので、だいぶ前に撤退したのでした。
今の時期、旬な多肉といえば
メセンなんですが。
これを見てると、早く寒くなれー
朝晩もっと冷えてくれぇー という気持ちになってきます。
とくに紋様系のコノフィツムが大好きなのですが、私にとっての旬の時期は、休眠から目覚めたこんな感じのとき。
カサカサのゴミ感あふれる姿から、不思議な生命体が顔を出す瞬間…
この瞬間が見たくて育てていると言っても過言ではないです。
あとは、小型のクラッスラも大好きです。
特に好きな4種、玉椿、ファンタジー、稚児姿、コルメラ。
独特の愛らしさがたまらないのであります。
冬の室内でもよく成長してくれて、変な樹形になったり、変な花を咲かせたりして、冬の癒しとなっています。
カクタスクラブの先輩メンバーの中には、好きな種類をとことん探究して、その道を極めておられる方が何名もいらっしゃるわけでして、そんな一途な頑固さ(?)に憧れるのですが、私は10年以上やっても、好きな種類は季節ごとに変わり、枯れないように世話をするのがやっとという感じで。
目が行き届かず、枯らしてしまうこともいまだによくあります。
あと10年20年経っても、栽培スキルもたいして変わらないどころか、今度は年齢のせいで今よりも管理できる鉢数は減っているかもしれません(涙
それでもシーズンごとに旬の多肉を楽しめるスタイルが、飽きっぽい私にはちょうどいいようです。
これからも、浅く、広く、細く、長く、頑張りすぎずに。
多肉たちと付き合っていけたらいいなーと思っています。
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